by yamada-07
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「普通」について

「普通」って言葉にあまりいい印象をもってない人が多いですよね。個性がないとか、面白くないとかって感じの意味にとって。けど、最近私は「普通」ってとても難しいもの、つーかいいものなんじゃないかって思うんですよ。以下、その推論過程の説明。

まず「普通」とはなにかということを改めて考えてみましょう。
辞書的な定義をすれば「ありふれているもの、それが一般的であると考えられているもの」といったところでしょうか。これだけ見れば、なるほど、ポジティブな方向にはいかなそうな概念ですね。ですが、そこでもう一歩踏み込んで考えてみましょう。特に後者について。
「それが一般的であると考えられている」ということは、逆に言えば、「普通なものは、ある社会において広範囲の人々の間で了承されうる」となりますね。
さて、この逆から見た「普通」の概念。なにかに似てると思いませんか?ちょっと考えてみてください。




どうでしょうか。話の流れとしては、皆さんの考えと私の考えが近しいものであるといいのですが、私はこの概念を「理想」というものとほとんど同じなのではないかと思いました。「ある社会において広範囲の人々の間で了承されうる」もの。これは「ある社会における『理想』像」と言い換えてもいいのではないでしょうか。「普通」が「理想」。個性を追い求めるナウなヤングには納得いかない理屈かもしれませんが、ここで別の例を考えてみましょう。
世間一般で言う整った顔立ち、私自身からは第一象限から第三象限くらいまで遠く隔たっているものですが、これは実は平均的な顔立ちであると言います。整っているということは、バランスがいいということ。バランスがいいと言うことは、突出しているものがない(もちろん具体的な意味ではありません)ということ。つまりは、同年代の同人種を集めて、他の最も多くの人と似ている(と思える)顔の各パーツをもっている人が「整った顔立ちをしている」、と言えるんじゃないでしょうか。
整った顔立ちをした人の顔は印象が薄いともよく言われますが、これも顔の各パーツが突出することなく、平均的なもの(多くの人と似ているもの)だからだと思います。となると、私の顔はずいぶん印象が強いでしょうけど。ま、それはともかく、「普通」と「理想」の相似性はこれにも見えると思います。

「普通」と「理想」って、表裏一体のものだと思います。イメージは陰陽のマーク。円の中に縦に「~」が入ってて、白黒で分かれてるあれですよ。別の見方をすれば、「普通」の人が「理想」を追い求めていったら、地球の上のように、最後は同じとこにもどってきちゃいました、みたいな。追い求めていたものは、いままで自分が存在していた概念だったのです。て、まるでチルチルミチルですね。昔の人は含蓄のある話を考えたものです。
もしかしたら、宮沢賢治も、「雨ニモマケズ~」でこんな感じのことを言いたかったんでしょうか。「一回りした『普通』」的なことを。サウヒウモノニ、ワタシモナリタイ。

当たり前の(それこそ「普通」の)ことを見つめなおすって、なんかいいですよね。好きな言葉は温故知新です。
以上、山田でした。
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by yamada-07 | 2005-04-13 00:27 | 雑記