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by yamada-07
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本バトン

勝手にもらってきました。勝手に始めてみます。

★1.持っている本の冊数は?

小説、新書、学術書、各種文庫、単行本を合計して、およそ150冊。漫画を加えればプラス80冊、実家に送り返す梱包済みのものを加えればさらにプラス100冊、実家にある本を加えてプラス100冊ってとこでしょうか。
本は売れない人間なので、溜まる一方です。

★2.今読みさしの本or読もうと思っている本は?

卒論用の「会話分析の手法」という本。決して読んでて面白い本ではないので、どうにもペースが遅いです。

ちくま文庫の「落語百選」シリーズの「夏」の編だけ持っていないので、今はそれを読みたいです。どこいっても「夏」だけないのはどんな神のいたずらだろう。

★3.最後に買った本は?

昨日買ったばっかりの「決定版・昔ながらのおかず」(主婦の友社)です。

★4.思い入れのある本、記憶に残っている本を5冊まであげてください

・チルドレン/伊坂幸太郎(講談社)
伊坂幸太郎の作品の中で唯一人の死なないお話。そのせいかどうか、もっとも明るく仕上がっていて、もっとも読後感が良いと思われるお話。是非天気のいい日曜日の午後に読み終わってみてください。人生って思ってたより楽しいものなんだと思えます。誰彼かまわずお薦めしたい逸品。

・人間の土地/サン=テグジュペリ 訳:堀口大學(新潮文庫)
「星の王子様」でおなじみのサン=テグジュペリの自伝小説です。ご存知かどうか知りませんが、彼は職業パイロットで、飛行機による郵便物の輸送、および空路の開拓を行っていました。それにまつわる半生を描いたものです。
人間の気高さ、高貴さ、優しさ、世界に対する過剰なまでの有責感。それらがまっすぐな目線で語られています。読むと「まっすぐ生きなきゃな」、と思わせてくれる作品です。

・寝ながら学べる構造主義/内田樹(文春新書)
内田樹と最初に出会った作品。難しいことを自分の言葉で判りやすく伝えることの必要性と難しさを教えてくれた人です。知性のダブルバインドの大事さを教えてくれた人です。

・不思議現象の正体を見破る/安斎育郎(KAWADE夢新書)
別に私は科学万能主義者ではありません。
一般人(特に文系の人間)が誤解しがちな「科学的な態度」というものを教えてくれた本。しかも文章が面白い。高校の頃に出会っておけてよかった本です。

・死神の精度/伊坂幸太郎(文芸春秋)
伊坂再びです。
読後のえもいわれぬ感覚は、この作品がもっとも強いと思われます。悲しみなのか、嬉しさなのか、よくわからないけど涙が流れそうになる、心臓を直に触ってくるような作品です。

ちなみに上記五作品は順不同です。
ただし、チルドレンは一番。

以上、本バトンでした。勝手にもらってきたものなので、やってみたい人は勝手にやってみてください。
by yamada-07 | 2005-10-28 13:39 | 駄文