by yamada-07
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後編 ~生まれ変わり、宇宙

東京にもようやくこの冬初めて雪が積もり、身を切る寒さもひとしおです。センター試験の受験生も大変だなぁとほくそえんでいるみなさん、いかがお過ごしですか?鈴木です。いえ、山田です。

さて、今日は前回の続きということで、私の妖怪遭遇話です。

前回の記事で散々っぱら、確たる証拠も無くオカルト話をむやみに持ち出すのは品のいいものではないなどと書いていましたが、それでも合理的な説明を見つけるには少々難易度の高い経験が、少ないながらも私にはあるのです。それを今回書かせてもらおうと思います。


ま、そもそも話の枕が妖怪ってあたりにぬぐえ切れない胡散臭さはこびりついてはいるんですが、これは話をくだらなするためになかなかいい感じのフレーズなので、体験した当時から使っているんです。


私が今まで遭遇した妖怪は三匹。
ファーストコンタクトは、大学受験の時に、ホテル代を浮かせようと、一足早く上京していたM氏の家にしばらくお世話になっていたときのこと。
いささか曖昧な記憶ですが、そいつに遭遇したのは試験日の谷間の日で、他の日よりはなんぼか落ち着いた気分で寝ていた夜のことです。いつになくぐっすり眠り、なかなか爽快な気分で目覚めた二月の朝。寝ぼけ眼で布団から上体を起こし、ふるふると首を振りながらあたりを見るとなにやら妙な違和感があります。まだ八割がた眠っている脳みその回転数を徐々に上げつつ思考してみると、どうやら自分が寝ていた布団がその違和感の発信源のよう。ギアをもう一段回上げて、三速ぐらいまでに入ったところでようやく事態の異常さに気づきました。なんと寝る前は確かに普通にかけていたはずの布団が、そっくりそのままひっくり返っているのです。
布団の敷き方にバリエーションなんてそんなにないでしょう。まずは敷布団を敷きシーツをかぶせ、タオルケットをかけて、毛布をかけて、一番上に厚い掛け布団をかける。敷布団の上にすぐ掛け布団をかけ、その上に毛布、タオルケットをかける酔狂な人はそういません。誰だって一番上に掛け布団をかけます。あなただってそうするでしょう?私だってそうする。しかし、現実に私の身に起こっていたのは、敷布団・私・逆さまになった裏表逆になった掛け布団・裏表逆になった毛布・裏表逆になったタオルケット、の状態で存在していた寝具(と私)だったのです。
状況を理解した私は、その場にいたMと事態を解明すべく話し合いました。そして、その議論の結果浮上したのが、「妖怪・布団返し」の仕業なのではないかという説なのです。



え、私何かおかしいこといいましたか?


新しい妖怪を作り出すのを、なにも水木しげる先生だけに独占させておく必要はないでしょう。
所変われば品変わる。歌は世につれ世は歌につれ。千里の道も一歩から。時代が移ろいゆけば、そこに新しい妖怪が生まれてきてもなんらおかしいことはないはずです。
それに、日本には古来から枕返しなる妖怪が存在していて、家々に現れては枕をひっくり返していたと聞きます。布団返しなんて、その親戚として十分存在可能性があるってものでしょう。


妖怪・枕返し;夜中、寝ている人のところにそっとやってきては、寝ているふとんをそっくりそのままひっくり返す。特に害はなさない。


定義をしてみればこんな感じの妖怪でしょうか。
枕をひっくり返してその人に悪夢を見させる枕返しに比べれば、ただ驚かせるだけの布団返しなんてかわいいものです。もしかしたら。今夜あなたの家にも出るかもしれませんよ?

これが私の最初の妖怪遭遇話です。
少々疲れてしまったので、今日のところはこのへんで。第二、第三の体験談はまた後でということにしましょう。
あ、以降もこんな感じの与太話です。期待しないで楽しみにしててください。では。
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by yamada-07 | 2006-01-23 02:20 | 駄文