by yamada-07
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ゲコゲコゲコゲコ

日本語とは面白いもので、酒飲みのことを上戸、酒がダメで甘いものが好きな人のことを下戸などと称します。

私なんかは、手酌こそしないもののお酒は大好き。この前の院試後にビールを飲んだ時なんか身震いするほど美味しかったし、寒さも深まっている今日このごろ、刺身を肴に熱燗を一杯やるのも堪えられません。焼酎は一年通じて美味しいですよね。ただ、酒で失敗する時はいつも焼酎なので、最近は程度というものに細心の注意を払うようにしていますが。
けれど、それに匹敵するほどに甘いものも大好き。二人暮しの我が家にはチョコが欠かせませんし、今日もファミレスに行ってパフェなど注文してしまいました。実家の母親など、お米と一緒にかりんとうを送ってくれるほどに私の甘い物好きを理解してくれています。
このような酒も甘いものも好きという人を表現するには、いったいどんな言葉があるんですかね?

閑話休題。
では、なぜ酒飲みを上戸、飲めないものを下戸などと表現するのでしょうか。
実はこれ、中世の日本で無尽を催し皆が集まっている時の状況から生まれました。
無尽講を行い村の男衆が集まれば、もちろんそこには酒が必須です。人が大勢いる時に酒があると騒ぎに拍車がかかるのは今も昔も変わらないものですが、酒が強い人もいれば弱い人もいるのも変わりません。宴もたけなわになり、お金の話もまとまれば、あとはもう無礼講の乱痴気騒ぎ。飲めや歌えの大宴会に転じるわけですが、そんな中で酒を飲めない人というのは所在無いもの。狂乱の空気には混ざれず、さりとてつんとすましているには間が悪く、結局は酔っ払いを残し、早々と席を後にすることになってしまいます。そんな時に堂々と表玄関から帰ってしまってはホットな宴会の空気もなんとなしに醒めてしまうというもの。だから、酒に弱い人たちはそっと裏の戸から出て行ったのです。逆に酒の飲める猛者どもは、翌日に用があるため酒の席から早くに抜け出しても、酔っ払ったまま意気揚々と表口から出て行けました。

そう、これが酒の飲める上戸、酒の飲めない下戸の由来なのです。


私自身は酒の飲める、そしておそらく普通以上には酒が強いのですが(かつて凄まじくも酔っ払った話を色々と暴露していますが、それは度を越えて深酒した時の話です、念のため)、酒の弱い人が宴席にいるなんとはなしの所在無さはわかるつもりです。そんなみなさん、大丈夫、私と飲んだ時も胸を張って表口から出てください。ですが、素敵な日本語を残したい気もするので、たまにはそっと裏口から出てみてください。

ではまた。
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by yamada-07 | 2006-01-25 03:01 | うそちく