by yamada-07
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映画

午後に映画を観てきました。ただ、最近の作品ではありません。二年ほど前のもので「DEEP BLUE」という作品です。結構有名な作品かとは思いますが(私は最近友人に薦められるまで、寡聞にしてしりませんでしたけど…)、一応軽く内容紹介。

端的に言えば、海の世界を映したドキュメンタリーです。が、そんな簡単に語るにはあまりにももったいない作品です。20もの撮影チームと、四年半もの歳月。世界各国200ヶ所のロケ地と、何百人もの科学者からの助言。膨大な手間暇をかけた、壮大な海のドラマがこの映画には収められています(以上、パンフよりちょこちょこ手を加えつつ抜粋)。
で、感想なんですけど


大味でした。


いやー、映像はすばらしいんですよ。海と言っても、海岸付近の渚から、波打ち際、陸地近くの近海、海溝と深さのグラデーションあり、赤道付近から極地まで地域のグラデーションあり、実に多彩です。生物も魚類に限らず、クジラ、イルカなどの水棲哺乳類、アホウドリ、ペンギンなどの魚を主食とする鳥類、極地に生息するホッキョクグマやアザラシ、もちろんカニやエビ、クラゲやイソギンチャクなども。海に関係している生き物が勢ぞろいです。

印象深いシーンあります。地球上最大の生物、シロナガスクジラが堂々と遊弋する姿は偉大でした。鳥類であるはずのアホウドリやペンギンが魚を獲るために海中に潜りますが、そのスピードの速いこと。思わず流体力学的な観点にまで考えをはせてしまいました。海中のプレデターことシャチの暴力的な狩猟は圧巻です(尾ひれで跳ね上げられたアザラシが10mぐらいの上空にまで飛んでいきました)。また、深海の生物の姿はまさに異形。進化というブラックボックスは、とても興味深い造型を生み出します。
音楽も、ベルリンフィル交響楽団を使ってて妙に豪華です。

しかし。

それらをふまえた上で再び言わせてもらいます。


大味でした。


ナレーションの説明が中途半端だったり、似たような映像が何度も流れたり、音楽がうるさかったり(それは映画館の問題ですが)。どうにも感動一本やりではいけなかったんですよ。風邪気味だったせいもあるんですが、ちょっと寝ちゃいましたし。
映像的な美しさは一押しですが、内容的にはちょっとだれちゃうかもです。

しかし、それらのちょっとマイナスな感想とは別に、最後に印象に残ったフレーズを。

「人間は宇宙に、何千何万kmと地球から離れた場所に何人も行ったが、10000mの深海に行った人はほとんどいない」

これは考えてみると意外な事実ですよね。無限に広がる大宇宙と同じくらいの不思議が、このちっぽけな惑星の海の中には秘められているんですから。何百光年と離れた他の星にはどんな形をした生き物がいるか、人類には想像することしか(今のところ)できませんが、今の自分から数十km、それこそmで換算できるくらいの距離にいる生物にも、人はその姿かたちに驚かされちゃうんですよ。
うーん、地球はホントに侮れません。

幼少時にこの作品を観ていたら海洋学者を夢見ていたかもしれない山田でした。
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by yamada-07 | 2005-04-22 01:19 | 日記