by yamada-07
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マグロを食べに

遠く神奈川は三浦半島の三崎港にまで行ってきました。
一緒に行ったのは二つ上の社会人のお友達。歳は二つ上ですが一年浪人しているので、社会にでたのは一年前。なんにせよ、既に月給をもらっている立派な公務員です。そう、定給取りです。そんな友人が、院受験に失敗して大学にもう半年行くことになったこの「恵まれない山田」(当人談)に愛の手を差し伸べようと、「美味しいものを食べようツアー2006・春」を企画してくださったのです。

三崎港とはこの地図の三浦市の最南端(城ヶ島まではいきませんが)。都内とはいえ千葉よりに住む私には結構遠い距離。さらに言えばその友人が住んでいるのは大宮。もっと遠い。そんな二人が昼食を食べに三崎港まで行こうと思えば、当然普段の私の怠惰を絵に描いたような生活リズムではよろしくありません。なにしろ品川10:03発の京急線に乗ろうという計画。普段の私なら夢と現の端境に漂っている時間。うん、怠惰。万全を期すなら日付が変わる前に布団に入るべきところを、午前三時近くまで大学の友人たちと雀卓を囲む始末。おまけに2千円負け。くそう。その結果、四時間半の睡眠で品川まで駆けつけることになりました。自業自得ですがなにか?

品川~三崎口は、京急線特快で一時間強。意外に近いですね。まあ店に行くまで駅からさらにバスで20分。交通費が往復でおよそ2500円。……まあまあ。

考えてみると、海が触れられるまで近くに見えるところに行くのは相当に久しぶり。5年は遡れそうです。心配していた天気も、雲は多いものの晴れ間もところどころで見られ、吹く風も穏やか。春近しです。
行ってきたお店はこちら、くろば亭。写真の野趣あふれるおじさんは店長です。

以下、頼んだ料理と感想
・寒ブリのお刺身(考えてみると、マグロの刺身を食べませんでした。しかし後悔を一切思わせないいい刺身。舌の上で少し甘いようなブリの旨みがじんわりと広がります)

・地魚のからあげ野菜あんかけ(今回カウンターに座ったんですが、その前にごっそり既に一度揚げてある魚がずらり。それを再び揚げて野菜たっぷりのあんをかけて、かりかりの魚をくずして食べます。野菜のしゃきしゃき食感と魚のばりばりの食感がミックスして食べ応えばっちり。)

・おまかせサラダ(これはけっこう普通。あえて言うことはなし)

・マグロの血合いカルビ焼き(血合いを焼肉のカルビのようにタレにつけて焼いてあります。臭みはびっくりするほどに皆無。米が進む進む)

・地魚のあら煮(本当は時間がなくて注文できなかったはずが、他の注文の分を少し多く作ってしまったので二人分確保してもらえました。魚の旨みがぎっしり。やはり米が進む)

・マグロの皮と白子の酢味噌ポン酢和え(こりこりした皮としゃっきっとした白子に酢味噌ポン酢が好適。白子がだめな人でもこれは食べられると思います)

・ヅケマグロ丼
・釜揚げシラスマグロ丼(二つともがっつりの量。普通に考えると、これだけで昼食は済ませられます)

あとは生ビールに杏サワー。

海の幸は鮮度が命だなぁと思いしらせてくれる、非常に美味しい料理ばかりでございました。
どれもこれも生臭さを微塵も感じさせない、旨みたっぷりの代物です。口中に福を囲うが如しとはこのことか。

店は想像していたより狭く庶民的ですが、活気がありホールのおばちゃんもちゃきちゃきしていて好印象です。壁のほうにはサインがずらずらと。ま、そんなものより目の前の料理に夢中だったので、有名な人がいたかどうかは知る由もありませんが。

小一時間ほど箸を動かし店を後に。なんと社会人の友人がおごってくれるというこの太っ腹。感謝多謝。


食後は腹ごなしもかねて近くの海べりをぷらぷらと散歩。ちょうど晴れ間も見えてきて暖かい風もそよそよと。絶好の散歩日和というやつです。空を漂うカモメ、海と空の青を背景にそびえる遠くの白い灯台、釣りを楽しむ老人と孫、静かに打ち寄せる波。ああ平穏とはいいものだなぁとしみじみ思う22の春。ええ、22ですがなにか?
予想以上にきれいな海の水ももうぬるみ、そこらの家の庭にはほころんでいる梅の花。みなさん、春ですよ。

帰りの電車では、満腹とアルコールでまどろむ寸前の二人。文字通り夢見心地です。
しかし、東京に近づくにつれ雲が増え寒くなり、眠気もどこへやら。おいおい、海辺のほうがあったかいのかよ。さらに、今日の最終目的地は実家の群馬。もちろんもっと寒い。風も強い。埼京線は遅れる。湘南新宿ラインは遅れる。南関東から北関東まで一気に縦断し、まだまだ残っている冬も蛇足ながら痛感しました。

そんなこんなのすばらしきお彼岸。
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by yamada-07 | 2006-03-20 01:03 | 日記