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by yamada-07
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新たな生活習慣病

私的に、非常に今更感の漂うニュースです。

突然辞める「mixi疲れ」とは

疑問に思うんですけど、マイミク(SNS上で登録してある友人の数。実際に面識があるかどうかは問わず、双方の承認があれば登録可能)が100人越えの人たちって、mixiにログインしたときにどういう行動を取っているんでしょうか。マイミクが30人にも満たない私だって、一度ログインすれば新着の日記(マイミクに登録してある人がmixi上で日記を書くと、それがマイミクには通知される。なお。この通知を拒否することも可能)が数件あります。単純計算でその三倍以上です。10件以上の他人の日記(そのほとんどは愚にもつかない文章。あ、私見ですよ)を読み、それにコメントをつけ、自分で日記を書けば何件もコメントがつきそれにいちいちコメントを返して……。労苦といわずして何といいましょう。想像するだけで疲れてきますよ。
自分の日記にコメントしてもらったからお返しにコメントし返すという「好意の返報性」もわからなくはないですが、それに強く縛られるあたり、普段の日常的な人間関係にそれが著しく欠けているんじゃないかと邪推してしまいます。自分と関係ない日常の行動を記した日記にコメントのしようもない気がするのは私が淡白な人間だからでしょうか。

マイミクを気軽に増やせる人と携帯の番号を気軽に交換できる人は重複していると思います。私としては、その両方の行為は仲良くなった証的なところがあるのですが、前述の人たちにとっては仲良くなるきっかけなのでしょう。電話番号やメルアドがわかれば気軽に連絡が取れるし、マイミクに登録してあれば日記や登録してあるコミュニティ一覧で人となりの想像がつく。そこからお互いの距離を一歩ずつ詰めていくことができます。でも私は古い人間なのか、そのような手順は順逆が転倒しているように思えるんです。何かの拍子にたまたま会って、そのときにその人の人となりが少しでもわかるような言葉や行動、考え方に触れられることで、「あ、この人ともっと仲良くなってみたいな」と思うのが、私には自然だと感じられます。まだ自我形成が未熟な小学生じゃあるまいし、そんな誰とでも仲良くしようとしなくてもいいじゃん、て。いい大人なんだから、そんなに関係にがっつかなくてもねぇ、って。

無論のことどっちが正しいなんてもんじゃなし単なる私の志向ですけども、私がこう思えるのは、私が友人に恵まれているからなんでしょうかね。今の関係に満足を覚えているからこそ、無闇に関係を増やそうなんて思わないとか。実際頗る問題のない人間関係なんでいいんですけどね。

彼女がいないこと以外は。


ま、そんな心の叫びはともかく、記事の最後に書いてある「●『mixi疲れ』から抜け出すには」には笑わせてもらいましたけどね。こんなことを書かなければいけないほど、現代人はコミュニケーションに自我がおっついてないんでしょうか。中毒的にしているコミュニケーションなんて、つまるところ惰性ですよ。惰性でしているコミュニケーションから面白味を見つけるなんて、名探偵並みの観察眼がなければできないことです。あいにくと迷探偵なわたしにはそこから愉悦を引き出すことなんてできず、コミュニケーションが惰性にならないように注意を払っている毎日です。感性が豊かに迸るほどに溢れきっている人々が羨ましい限りですよ。嘘。

道具を使わずに道具に使われる。はは。
アディクティドたちに幸あれ。嘘。
by yamada-07 | 2006-07-21 23:19 | 雑記