by yamada-07
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インプットとアウトプット

知識のある人=頭のいい人
知識の少ない人=頭の悪い人

ここまで素朴な公式を信じている人もそうそういないと思いますけど、この式についての反駁を、例の如く理屈バカになってやってみようと思います。
なお、副題として『頭がよく見える人はどんな人か』というのを、各自心の目で見といてください。


で、↑で書いといてさっそくすいませんけど、知識量というのも大事なものですよね。使える道具は多いに越したことはありません。ドライバー一本しか入ってない工具セットよりは、レンチやらヤットコやらペンチやら、色々入ってるセットの方がもちろん便利です。
この知識量、言い換えればインプットの量です。外部から自分の脳内へ取り入れたものですから、ベクトルは内向きですね。まさにインプットです。
このインプットに関してですが、技術はたいして必要ではありません。テレビを見るなり本を読むなり人と話すなり、日常生活を送っていれば、多かれ少なかれインプット量は増えます。もちろん読書量の差などで有意なものは出てきますけど。

で、対してアウトプット。これはインプットしたものを表現することですよね。こちらは完全に技術レベルの話です。
先の道具の例で言えば、自分の持っている道具にどれだけ習熟しているか、どれだけ応用が効かせられるか、ということになりますかね。

ある一つのことを表現するのに、道具をたくさん使って処理するか、少ない道具を上手く使って処理するか。これが頭がよく見えるかどうかの境目だと思います。
どちらがよりすっきりとわかりやすく表現できるか。それは圧倒的に後者だと思います。
裏返しに考えてみましょう。あることに対する知識を同じだけ備えた二人がいて、両者にはその知識の扱い方のセンスに歴然とした差があります。さあ、どちらの表現がいいものになりそうかと聞けば、100人が100人とも後者と答えるでしょう。

こうして考えてみると、頭がよく見える要件とは「アウトプットが上手いこと」と言えるでしょうか。
インプット量を無視していいとは言いません。が、それはあくまでプラスアルファです。知識がいくらあっても、それらを適切に生かすことができなければ持ち腐れてしまうだけです。

じゃあアウトプットを上手くするにはどうすればいいか。
それには「自分の知識に対する俯瞰的な視座」(どっかで聞いたフレーズですが)が不可欠だと思います。「知識を体系付ける能力」と言い換えてもいいかもしれません。

「自分のもっている知識はこれこれこういうもので、あ、これとこれは似ているな、関連付けられそうだな。こことここがこういうつながりがあるってことは、ここに自分の知らない何かがあるのではないか」と自問できるかどうかですね。

「自分はなにを知らないか」を知っている(『無知の知』とはちょっと違います)ってことです。図象的な比喩で言えば、「自分図書館」という図書館の中で、どんな本がどこにあるかということをしっかりナンバリングしてあり、整理されているという感じでしょうか。

自分の知識が体系付けられていれば、少ない事例からも共通要素を抽出し、法則性を導き出すことができます(もちろんインプットが少ないほど、導き出された法則性の振れ幅は大きくなってしまいますが)。逆に言えば、自分の知識が整理されていなければ、どんなに経験を積んでも応用が効きません。シナプスとニューロンの無駄遣いです。


頭がよく見える人ってのは、とっても省エネな人ってことですね。少ない知識量でも、素敵に表現できるんですもの。生来めんどくさがりな私には、非常に魅力的な話です。
頭がよく見える人にがんばってなろうと思います。山田でした。
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↓でも、がんばらなければなれないってのも、めんどくさい話です



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by yamada-07 | 2005-05-11 23:50 | 雑記