by yamada-07
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さおだけ屋はなぜ潰れないのか? それはお前を食べるためだよ!

目下継続中の風呂読。

読む本は専ら古本屋で買った新書の類。

今日読んだのは山田真哉氏の『さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学』(光文社新書)。
数年前にベストセラーになったあれ。

内容は、副題通りの会計学「への」入門書。
会計学「の」入門書より、さらに手前に位置する敷居の低さ。
「会計学」という言葉に抵抗があっても、十分読みきれる易しさだろう。俺が読みきれたわけだし。

ただ、余りにも敷居が低いので、次のステップの高さに注意しないと逆にそこで躓いてしまうのではないかという気もする。
とにかく足元を固めに固めて入り口を安全にした本だけど、もう少しぐらい出口を高い位置に作ってもよかったんじゃないかなぁと思った。

その余りの易しく平坦な道は、時たま出てくる「それを素人さんが丸呑みにしてしまったらまずいんじゃなかろうか」的な記述に含まれているでっぱりが解りにくくなっている気がする。株をしたことない人に、「趣味の分野の株なら儲けやすい」などと焚きつけるのは無責任だろう。そういう怖いことをさらっとまぜるのはいくない。


会計学という学問上、数字のみを追い求めるのは当然なのだが、最初に触れる経済関係の学問がそれであると、数字で表せるもののみが会社で価値があり、意味があるものだというまやかしに囚われてしまわないかと少し不安になった。
なので、実務的な、あるいは会社的な経済学を修める人間には、平川克美氏の著作も合わせて読んでもらいたいなと思う。



余談だが、この中古で買った本には前の持ち主のものであろう鉛筆での書き込みがされていた。
それを覚悟しての古本だからそれは別にいいのだが、その傍線が妙に稚拙な線で、且つ的外れな箇所に記されている。さらに、丸で囲まれている章句もあるのだが、それが「勤しむ」だの「数多」だの「薄利多売」だの「箔がつく」だの「火を見るより明らか」だの、「なぜそこに?」と首を捻ってしまうところばかりだ。

草薙葵ばりにネコ口でプロファイリングすれば、おそらくませた中学生が親にねだって買ってもらったものなのだろう。
1/3を過ぎたところから書き込みが見られなくなったのも、そのあたりで本に飽きてしまったのに違いない。

本を売るかもしれないなら、迂闊な書き込みは避けたほうがいい。
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by yamada-07 | 2008-04-11 02:53 | 青春の一ページ