by yamada-07
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痛みの消し方

バイトで居酒屋のキッチンなんかをしていると、ちょこちょこ手傷を作ってしまいます。
包丁で手を切ったり、フライヤーの油が跳ねて手や顔に火傷を負ったり、手長エビのとげとげに刺されたり、大根おろしを作るマシーン(トゲトゲのついた円盤が高速で回転し、大根をすり下ろす)に指を突っ込み人差し指の爪がちょいと酷いことになったり、ラップを切るところのギザギザに指をこすったり。ちなみに今まで一番酷かったのは、ガンガンに熱くなった油を足元にぶっかけられて、お尻の辺りまで火柱が立ち上り、レベル2寸前の火傷を負ったことです。

そんな危険と隣り合わせの日々を送っていると、次第に痛みというものに対して耐性がついてきます。耐性というよりは、痛みを緩和させるコツがわかってくるのです。

そのコツとは、痛みの理由を把握すること。
どこの部位が痛むのか。
傷の種類は切り傷か、刺し傷か、擦り傷か、火傷か。
傷の深さは?
出血は?
患部はただれている?
衛生状況は?
客観的な情報を分析していくと、次第に痛みが落ち着いてきます。冷静になって痛みを感じた瞬間の軽いパニック状態から脱出できるのです。「なーんだ、たいした傷じゃないじゃん」って。
程度が酷い傷でも、冷静であればその時点で適切な対処ができるので、深刻なケースにはそうそうなりません。なかなかに便利なテクニックです。


で、このテクニック。さらに便利なことに、肉体的な痛みだけでなく、精神的な痛みにも応用を利かせられるのです。
辛いとき、悲しいとき、落ち込んだとき、自分の思い通りにいかなくて歯がゆいとき。
そんなときに、今の自分の状況、心情を客観的に分析してみると、とりあえず心の一部は落ち着いてきます。悲しいことや辛いことが薄れるわけでは決してないのですが、どうすればそれが解消されるのかということに頭が回るようになってきます。
悲しさや辛さは時が解決してくれることが多いかとは思いますけど、暗い気分に沈んでいるとそれすらにも気付かなくなりがち。しかし、心のどっかしらが冷静であれば、なんとなくそれをわかっていられるのです。

また、自分の行動がうまくいかず歯がゆいときなどは、状況を分析することで、解決の糸口にも近づけます。うだうだ悩むよりはよっぽどマシってものです。

心情の客観的分析なんて、そりゃ落ち込んでるときにはずいぶんと無体な要求かもしれません。てか無茶です。
でも、客観的であろう、分析してみようという態度に立とうとすることだけでずいぶんと違うと思います。

つまりは、ネガティブな方向に向かっている思考を別の方向に向けてやろうって作業なんですよね。その方向性を、なるべく建設的なものにしようってことで、心情の客観的分析なんですわ。
自己詐術に近いものではありますけど、有用なものには違いありません。もしもの時には使ってみるのも一興かと。
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by yamada-07 | 2005-06-16 00:32 | 雑記