by yamada-07
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三つの「私」

最近私が文章を書いている媒体は主に三種類。mixiと小説とこのブログです。

mixiは「毒にも薬にもならない」をコンセプトに、極めて簡素な文章を。
小説はまだ書き始めたばかりなので書式はまだ完全に定まっていませんが、現在は三人称視点から語られるスタイルで。
ブログはまあ今まで読んでもらってる通りです。

三種類全てに眼を通している人は極めて稀(小説をほとんど公開していないのでそのせいですけど)ですが、この三種の文章、全て書式が違います。自分の書いたものをどこまで客観的に評せるかわかりませんが、あえて特徴を挙げてみるなら、

・mixi 上記の通り、「毒にも薬にもならない」がコンセプト。如何に事件を簡素に無感情に表現できるかを考えています。「読んで損した」と前言われました。誉め言葉ですがなにか?

・小説 今の作品は「肌触りのいい文の流れ」を念頭に置いて書いています。伊坂幸太郎の文章がコットンの肌触りだとしたら、ナイロンのような肌触りというか。音読しやすい文章といってもいいかもしれません。

・ブログ 記事の内容によって多少ぶれがありますが、特に「雑記」を書く時は、「筋目の通った文章」、「折り目正しい文章」を目指しています。きちんと最後で話が収束するように通りのよい文章というか。再び比喩的に表現すれば、糊の効いたシャツのような文章です。

このように、異なるスタイルでほぼ毎日何かしらの文章を書いていますが、それぞれの文章を書いている時の「私」は、おそらくそれぞれ別の「私」なのだと思います。どの「私」が本当なのだとかではなく、それぞれがそれぞれの時の「私」なのです。

三種の媒体では、使われている語彙も違うし、文の繋ぎ方も違うし、文章の結び方も違います。見てみたことがないのでわかりませんが、もしかしたら書いている私自身の顔つきも違うのではないでしょうか。
人は言語によってアモルファスな世界に分節線を入れる。ならば、その使う言語が微妙に異なる「私」は、その時々により世界を異なって認識をしているはずです。つまり、その時々によって違う「私」であるはずなのです。

様々な「私」が存在しそれらの選択ができる。さらにある程度自覚的に「私」の数を増やすことができるというのは、けっこう芸に幅が広がるんじゃなかろうかと期待をしているのですが、どうでしょうかね。文章の流れ、つくりが単純なものに陥るのは防げるんじゃなかろうかとは思います。あとは、模倣というか、他の人の文章から影響を受けやすくなれるんじゃないでしょうかね。これはほとんど言い意味限定で。意識的に「私」を変えられるということは、逆に言えば「私」をある程度固定できるということです。「あ、いいな」と思ったことを吸収できても、「……うえ」と思うようなものについてはざっくり切り捨てる、あるいは反面教師にできるかと思います。
うん、わりと有効そうな気が。

たまには気分転換に文体を変えてみると、結構面白いですよ。それで長文を紡ぐのは難しいですけど、ほんの手慰みに誰かの書き方をまねてみるのも悪くないかと。
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by yamada-07 | 2006-04-08 00:55 | 雑記

あいつは誰だ

友人と渋谷で飲んだ後、サークルの新歓にちょろっと顔を出してきた。

逆の立場を想像してみよう。

夜桜を見ながらお酒を飲んでいる新入生。突然五年生を名乗る酔っ払った男二人が闖入。特に新入生と絡むでもなし。そして気づかないうちに姿を消す。

うん、不審人物。


そうそう、帰り道に酔っ払いの喧嘩と思しき状況で、中年男性が警察官に取り押さえられていた。

「挨拶がまだなんだよ。眼鏡を外してないんだよ」

と叫んでいた。

原因はなんだったんだろう。
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by yamada-07 | 2006-04-07 00:24 | 日記

10年ぶりの快挙

昨日の話ですが、実に10年ぶりに誰かから私個人を表彰されてきました。

ことの起こりは、私のバイト先。私が大学一年の秋から働いている「えん」という店には「おすすめ料理」というシステムがあります。これはどういうものかといえば、各店舗のスタッフが自分で料理を考え、作り、それが会社本部の人間や店の料理長らによる審査を通ると、一ヶ月間お店のメニューに採用されるというシステムなのです。
「えん」は東京周辺におよそ20店舗。各店が毎月7品目のおすすめを出品。ざっと1440種のおすすめ料理が一年間に考案されるのです。
そして、私が三年目にして始めて作ったおすすめ料理、その名も「春キャベツと牛肉の塩バター炒め」が、馬場店の3月のおすすめ料理として採用されました。それだけでもかなり意外なことだったのですが、それだけではありません。作った当の本人の予想を遥か斜め上にぶっちぎり、相当数のオーダーをもらう塩バター炒め。多い日には一日に10丁以上のオーダーが入り、考案者の贔屓目をさっぴいても、3月でもっとも売り上げを稼いだ商品の一つだと思われます。

少し話が変わりますが、「えん」の母体である株式会社BYOでは、毎年年度末に表彰式を行います。なにを表彰するかといえば、その年度で予算を達成した店舗、各店舗からエントリーされるフロント(会計)、バーカン(ドリンクを作る人)、デシャップ(キッチンとホールの橋渡し役)で優秀だった人間(主にバイト)、総合的に優秀な収益をあげた店舗などですが、その中に「おすすめ料理」部門があります。おすすめ出品数がもっとも多かった人間が「最多おすすめ出品賞」として、各店舗で通年考案されてきたおすすめ料理の中から一品エントリーし(つまり約20品目のエントリー)、その中から優秀な4品目が「優秀おすすめ賞」として表彰されるのです。

ここまで書けばもう察しもつくでしょうが、私の塩バター炒めがなんとまあ「優秀おすすめ賞」に輝いてしまったのです。
そのあまりにシンプルなつくりに、料理長からは「肉野菜炒め」だの「A定食」だのと揶揄されていましたが、それでも料理をエントリーしてくれているあたり、うちの料理長もお茶目な人です。

とまあそんなわけで、昨日の午後に会社のある池袋に行って表彰されてきました。上にも書きましたが、私個人が表彰されるなんて10年ぶり。おそらく小学六年のときの校内カルタ大会で優勝した時以来です。作法がすっかりうろ覚えでずいぶん泡を食ってしまいました。おまけにその場で受賞者からのコメントを求められ、テンパリ具合はマックスを記録しました。人前に出るの苦手なんですから。
とまれ、そこで賞状と金一封、さらに今月の給料の中に3000円上乗せされるとのこと。うはうはです。さっそく今日で金一封の8割が吹っ飛びましたが。

しかし、実際に私が考えた料理とお客さんの前に出された料理は、ずいぶんと違いがあります。本当は入れていた新たまねぎを無くされ、キャベツのボリュームを増やされ、お皿を変えられ、天に花鰹を乗っけられ、見た目だけで言えばほぼ別の料理です。基本のアイデアを採用され、細部は料理長により相当改良された形になってます。まあどう考えても「改良」なんで、文句の言いようもないんですけどね。

しかし、青天の霹靂というか棚から牡丹餅というか、まさに春の椿事でした。今年度はいい年になりそうです。あるいは思いもよらない年になりそうです。
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by yamada-07 | 2006-04-05 19:43 | 日記

回帰

ドライブ記はそのうち書きますが、旅行中に思ったこと。

PUFFYはやはりいい。むしろ今が旬じゃあるまいか。

声がかわいいよ。ポイント高し。
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by yamada-07 | 2006-04-04 18:22 | 駄文

少し遅れましたが

エイプリル・フールについてです。

なぜ四月一日はエイプリル・フールと呼ばれ、嘘をついてもいい日とされているのでしょうか。

これは古代ローマの皇帝、アプリレス一世という人間が関係しているのです。
彼は五賢帝より数十年下った時代の皇帝で、その施政は、五賢帝以降下降線を辿っていたローマの生活水準をなんとか持ち直そうと堅実に行われていました。
彼が帝位についていた212年、北方から異民族がローマに攻め入ってきました。当時ローマは凶作に見舞われ、軍の士気も低く、正面から勝負をしたらいささか分の悪い状況です。そこで皇帝は一計を案じ、講和を結ぼうと相手方の将軍と席を設けたところで奇襲をかけ、大将を討ち取ってしまいました。そのため異民族の軍は総崩れになってしまい、ローマ軍の後塵に背したのです。このような騙し討ちを快く思わない当時の歴史家たちのために彼の名声は低いものとなっていますが、ローマを戦火から救った功績を忘れないために、四月一日を「嘘をついてもよい日」としたのです。

さて、なぜそれが四月一日なのか疑問に思う方もいるでしょう。
実は、四月をAprilと呼ぶのは、彼の名前"Apriles"からきているのです。他にローマ皇帝の名前が月の呼び名になった例に、ユリウス・カエサルのJuly、アウグストゥスのAugustがありますが、それと同様です。
さらに一日なのは、彼が一世だったから。すなわちFirst Aprilということです。

さあみなさん、アプリレス一世に敬意を評し、大いに嘘をつきましょう。
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by yamada-07 | 2006-04-03 00:31 | うそちく