by yamada-07
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私はタバコが嫌いなことを前提とした話。ちょっと長いよ。


最近はまあそういう風潮なんでしょう、やれ喫煙の法規制をもっとしっかりしろ、やれ受動喫煙から非喫煙者を守れ、やれ副流煙は害悪だ、と愛煙家の肩身が狭い昨今です。

しかし、喫煙も結局は趣味嗜好の一つだと思うんですよね。本を読むのが好き、ロックが好き、散歩が好き、水泳が好き、映画が好き、お酒が好き。で、タバコが好き。
ほら、別に普通の流れ。

自分の趣味嗜好で自分の健康を害したってそりゃその人の勝手ですよ。勿論、クスリをやって人事不省に陥ったうえにアルタ前で包丁振り回して新宿無双なんて狂人は別ですが。別って言うか、犯罪ですから。人に迷惑かけてますから。

タバコが今ここまで総バッシングを受けるのがいまいちわからないんですよね。
趣味なんて、多かれ少なかれ誰かしらになんかしら迷惑をかけてます。迷惑をかけるという言葉が強ければ、それ以外のなにかと引き換えにしています。趣味なんてのは非生産的でナンボのもんですから、だからこそ余暇としての、娯楽としての価値があるものなんですから、趣味に時間をかければ生産的(経済的と言い換えても可)なものが疎かになってしまうのは自明の理です。

タバコというのは、煙、臭い、灰、温度と、確かに他人に迷惑を及ぼす要素が多いものです。私がタバコを嫌う最大にして唯一の理由は臭い。常人を軽く越える嗅覚を持つ私は、15分以内にタバコを吸った人間を逐一識別する自信があります。そのため、臭いの強いタバコの近くに居合わせることがにどく辛い。それは譲れない。ただ、譲れないのは「辛いと思う事実」であって、「俺の前で吸うな」ということではありません。一言断ってくれれば、身体の調子のいいときなら別にそこまで気にはしません。たぶん、風上には立つけど。
けど、はっきり言って、タバコよりも品のない香水(むしろ臭水)の方が明らかに不快。タバコ嫌いを言う女性は、なぜ自分から発されるその臭いには鈍感なのだろうか。

趣味の一形態たるタバコをそこまで眼の敵にするよりも、私にとって今取り締まるべき喫緊の対象は、早稲田の学館の廊下、T字路のど真ん中でボントロを吹いたり、他の練習者の事を一片たりとも考慮せずアンサンブルを始めたり、狭い廊下で屯して人の往来を妨害するクソワセオケの連中です。
ほら、同じ趣味の領域、でも、絶対やつらの方がタチが悪い。少なくとも早稲田の喫煙者は、ちゃんと喫煙スペースでタバコを吸っているから。

この問題の根本は、喫煙者のマナーというその一点に在るはずです。
タバコを吸う前に周りの人に一言確認を取る。歩きタバコはしない。ポイ捨てはしない。
その三項目さえ守られれば、喫煙者を見る眼なんてそんなに厳しくなりませんよ。今日本人が魔女狩りに躍起になっているのも、一昔前のアメリカでの禁煙活動が今更流れ込んできているからです。たぶん、数年後には同じ流れで、韓国で禁煙ブームが来ると私は睨んでいます。

日本人の喫煙マナーが、概してよくないというのは事実かもしれませんが、それが他の先進諸国と比較してどうというのは、浅学な私にはわかりません。ただ、街中に転がる吸殻や、人ごみの中で平然とタバコをふかす人、喫煙時間外、区画外で喫煙を紫煙をくゆらせる人をいまだに見る以上、内にも外にも胸を張れるものではないでしょう。

まあそれを言ったら、街中で平気で嘔吐、高歌放吟、呵呵大笑の乱痴気騒ぎをする日本人の飲酒事情のほうが、欧米から見ればよっぽど眉をひそめるべきものだと思います。お酒は飲んでも飲まれるな。


私はタバコが嫌いです。それは動かない大前提。
でも、タバコが嫌いだからって、喫煙者を嫌いになるわけではないし(元々数少ない友人の中、非喫煙者のほうが少数派になってきた気がする)、喫煙者を全否定する気にはなれない。マナーが図抜けて悪い人間は死ねばいいと平気で思うけど。
けど、やっぱり今の日本の風潮はどこか行き過ぎな感が否めないんですよね。あれあれいつの間になんでそんなに熱狂してるの?みたいな。
ただ、今絶煙を訴えている人たちってのは、完全に「正義」の人なんです。「弱い人たち」の側なんです。マイノリティからの訴えなんです。
そういう錦の御旗をもった人は怖い。聞く耳を全く持ってくれないから。「自分たちの言葉に逆らうやつはタバコを吸いすぎて頭がおかしくなってしまったんだ」というロジックを振りかざして喫煙者を社会から駆逐しようとします。
ま、このロジック、戦後のマルクス主義、ちょびっと前のフェミニズムと同じなんですけどね。怖や怖や。

人様の趣味を、自分の趣味に合わないからって弾圧するのはあまり品のいい話ではないと思います。それが極端に迷惑をかけるものであるならまだしも、タバコごときでそこまで目くじらを立てる必要があるんですかね?そんな暇があるなら、自分の趣味が誰かの迷惑になっていないかを少しでも省みたほうがいいでしょう。

さて、最後にもう一度言っておきますよ。
私はタバコが嫌いです。
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by yamada-07 | 2007-03-21 01:25 | 雑記

ESより

ポプラ社のESに書いた、書評チックな物。割と気に入った文章なので転載。



最近読んだ中でおもしろかった本の作品名、著者名、
読者を増やすための推薦文を書いて下さい。(200文字~400文字以内)

伊坂幸太郎の小説「チルドレン」は、私が今まで読んだ本の中で、最も読後感が爽快だった作品です。この本は、帯の著者の言葉にもあるように、短編集のような長編小説で、一人の型破りな人物を軸に、過去と現在の二つの時間の流れの中でストーリーが展開されています。氏の長編作品には珍しく人の死なないこの作品には、全編を通じて軽やかさ、痛快さ、気楽さが漂っていて、ともすれば重苦しくなってしまうようなこと(例えば銀行強盗、盲目の青年、家族の不仲など)も、全くそんな気配を見せず「それがどうしたの?」と言わんばかりに穏やかに語られていきます。他の作品「重力ピエロ」の中の一節、「本当に深刻なことは陽気に伝えるべき」を実践しているかのようです。本文の一番最後のページ、本を読み終える最後にそのページを読めば、自分もその場面に居て穏やかに青空を見上げているような、ゆったりして、穏やかな、幸せな気分になれる、そんな本です。


興味を持ったら読んでみてね。本当にお薦め。
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by yamada-07 | 2007-03-15 02:41 | 日記

何日だっけ

しばらく放っておいたから日付がわかんないけど、最近買った本

敗戦後論/加藤典洋 ちくま文庫
小僧の神様・城の崎にて/志賀直哉 新潮文庫
ニッポンの小説 百年の孤独/高橋源一郎 文藝春秋
かなしき人形つかい/梶尾真治 光文社

たぶんこのくらい。

あ、池田なんとかっていううんこな学者の本もあったけど、あれほど不愉快になった本は今までなかったので、俺的に黒歴史化。新潮文庫の「新しい生物の教科書」。みんな買うなよ。あの本は本当にひどい。読んでてむかっ腹が立ってきた。なによりあんな本を買ってしまった自分に。
昔、同じくクソみたいなエッセイ買って、すさまじく後悔したのに。嗚呼……
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by yamada-07 | 2007-03-15 02:40 | 青春の一ページ